2024年5月、宝塚歌劇団花組の新トップスターに就任した永久輝せあさん。
その美しい立ち振る舞いと圧倒的な歌唱力で多くのファンを魅了していますが、実は彼女を語る上で欠かせないのが「白百合学園」というバックグラウンドです。
2025年8月には、白百合学園同窓生を中心に2,000人以上が東京宝塚劇場に集まり、永久輝せあさんの貸切公演を開催。
この規模の同窓会応援は注目を集め、大きな話題となりました。
名門お嬢様学校出身のトップスターと母校の絆は、なぜここまで特別なのでしょうか?
今回は「永久輝せあ 白百合」の関係性について、感動的なエピソードとともに詳しく見ていきたいと思います。
白百合学園が生んだ奇跡のトップスター
名門お嬢様学校から宝塚頂点への道のり
永久輝せあさんは東京都世田谷区出身で、白百合学園高等学校を卒業されています。
世田谷区といえば高級住宅地として有名ですし、白百合学園はカトリック系の名門女子校。
まさに「お嬢様」という言葉がぴったりの環境で育たれたんですね。
そんな恵まれた環境から、2009年に宝塚音楽学校へ入学(首席入学と報じられることもあります)。
その後2011年に97期生として宝塚歌劇団に入団し、雪組を経て2019年に花組へ。
そして2024年5月27日、ついに花組トップスターに就任されました。
何が特別って、永久輝せあさんは97期生として初のトップスター就任を果たしたんです。
同期の中でトップの座を掴むって、どれだけの努力と才能が必要だったことでしょう。
白百合教育が育んだ「清く正しく美しく」の体現
白百合学園での永久輝せあさんは、どんな学生だったのでしょうか?
4歳からクラシックバレエを習っていた彼女は、中学・高校時代にはダンス部に所属していました。
バレエで培った美しい身のこなしと、ダンス部での活動が、後の宝塚での表現力の基礎になったんですね。
特に印象的なのは、永久輝せあさんが宝塚を知ったきっかけです。
中学3年生の時に、級友から『ベルサイユのばら』のDVDを借りて観たのが最初だったそう。
白百合学園の友達との何気ない会話が、人生を変える出会いだったなんて素敵ですよね。
その後、高校2年生の時に実際に宝塚の舞台(月組公演『ME AND MY GIRL』)を初観劇。
この時に「ここに立ちたい」と強く思い、宝塚音楽学校の受験を決意されました。
つまり、白百合学園在学中に宝塚への道を決めたということになります。
白百合学園は千代田区の皇居近くという都心の一等地にあり、通学環境も恵まれていました。
カトリックの精神に基づく「清く正しく美しく」を体現する教育環境で、永久輝せあさんの人格形成に大きな影響を与えたことは間違いありません。
「ごきげんよう」に込められた母校愛
そんな永久輝せあさんの母校愛を象徴する素敵なエピソードがあります。
2025年8月の白百合学園同窓会貸切公演で、永久輝せあさんは終演後の挨拶を「ごきげんよう」という白百合学園の伝統的な挨拶で始めたんです!
同窓生の皆さんからは「白百合の集まりならでは!微笑ましく誇らしい姿でした」という感動の声が。
トップスターになっても変わらない母校への愛情と、白百合学園の一員としてのアイデンティティを大切にしている姿勢が伝わってきますよね。
この「ごきげんよう」の一言に、永久輝せあさんの人柄と母校への感謝の気持ちが込められていたんだと思います。
同窓会が魅せた圧倒的な組織力と愛情
史上最大規模の貸切公演(2025年8月)
さて、ここからが本当にすごい話なんです。
2025年8月30日、白百合学園同窓会は永久輝せあさんのトップスター就任を記念して、宝塚歌劇花組の貸切公演を開催しました。
東京宝塚劇場に同窓生を中心に2,000人以上が集まったと同窓会から報告されています。
上演されたのは『悪魔城ドラキュラ』~月下の覚醒~と『愛, Love Revue!
』。
記録的な暑さの中でも、同窓生とそのご家族・関係者がこれだけ集まるなんて、本当に驚きです。
劇場のエントランスには「白百合学園同窓会」の特製垂れ幕が掲げられ、開演前から記念撮影をされる方も多かったそう。
同窓会名誉会長のSr.青木タマキ校長先生も参加され、まさに学校全体でのお祝いムードでした。
この貸切公演、実は約1年間かけて同窓会常任幹事の有志が準備してくださったそうです。
不慣れな作業に試行錯誤しながらも、多くの方の協力を得て実現したというから頭が下がります。
350名が参加した第95回観劇会(2024年12月)
実はその前にも素敵な観劇会がありました。
2024年12月14日、白百合学園同窓会第95回観劇会として、350名の同窓生が東京宝塚劇場で『エンジェリックライ』『Jubilee』を観劇したんです。
この時の感動エピソードがまた素晴らしくて!
レヴュー『Jubilee』では出演者の皆さんが客席に降りる演出があり、永久輝せあさんたちが近くを通る時にはハイタッチや手を振る交流があったと報告されています。
さらに永久輝せあさんから観劇した同窓生にポストカードのプレゼントもあったそう!
参加された皆さんからは「永久輝せあとハイタッチできて最高だった」「思いがけず特別なカードをいただき、とても嬉しい」という喜びの声が寄せられています。
初めて宝塚を観劇された方からも「想像以上に素敵でびっくり」「宝塚、最高!」という感想をいただいて、永久輝せあさんの魅力で新たなファンが生まれた瞬間でもありました。
白百合学園同窓会の継続的な支援活動
今回の観劇会が「第95回」ということからも分かる通り、白百合学園同窓会の観劇活動には長い歴史があります。
これまでも同窓生の宝塚での活躍を継続的に応援してきたんですね。
永久輝せあさんのトップスター就任が発表された時も、同窓会公式サイトですぐに特集ページを設置。
「達成困難な偉業、本当におめでとうございます!」というメッセージとともに、継続的な応援体制を整えています。
また、貸切公演の記念品として配布されたオリジナルタオルは、学園祭でも販売予定だそう。
この辺りの継続性も、同窓会の組織力の高さを物語っていますよね。
名門校ブランドが生む社会的影響力
エリート教育と芸術的才能の理想的融合
永久輝せあさんの白百合学園時代について、もう少し詳しく見てみましょう。
彼女は高校2年生で宝塚受験を決意したため、卒業を待たずに音楽学校に進学した可能性が高いとされています。
つまり、学業優秀でありながらも、夢のために一歩踏み出す決断力も持ち合わせていたということですね。
白百合学園は「ごきげんよう」という挨拶が有名ですが、これは単なる挨拶ではなく、相手への敬意と品格を表す大切な文化。
永久輝せあさんがトップスターになった今でもこの挨拶を大切にしているのは、白百合学園で身につけた「相手を思いやる心」が根付いているからでしょう。
また、白百合学園は制服も美しいセーラー服で有名。
白いラインが印象的なその制服姿の永久輝せあさんを想像すると、きっと清楚で上品な学生だったことが想像できます。
同窓会の座談会では、白百合学園から宝塚に進学した先輩方が「白百合の規律正しい生活が宝塚での厳しい訓練に役立った」と証言されています。
永久輝せあさんも、毎日の登校や学校生活を通じて、宝塚で必要な忍耐力や協調性を自然と身につけていたのかもしれませんね。
商業的価値と社会的注目度の向上
永久輝せあさんは2019年11月から三井住友カードならびにVJAグループのイメージキャラクターも務められています。
これまでに愛華みれさん、春野寿美礼さん、音月桂さん、明日海りおさんが歴代キャラクターを務められ、永久輝せあさんは5代目。
白百合学園出身という経歴は、こうした企業イメージキャラクターとしての価値も高めているのではないでしょうか。
品格と教養を兼ね備えた女性像は、まさに企業が求めるブランドイメージにぴったりですからね。
最近では2025年6月発売の『anan』2449号スペシャルエディションで表紙を飾るなど、メディア露出も増加中。
白百合学園出身トップスターという肩書きが、より多くの人の注目を集める要因になっているのは間違いありません。
後輩たちへの影響と教育的意義
永久輝せあさんの成功は、白百合学園の後輩たちにとっても大きな励みになっているはず。
「自分たちの先輩がこんなに素晴らしい活躍をしている」という誇りは、きっと学校生活にも良い影響を与えていることでしょう。
また、勉強も芸術も両方頑張ることで道が開けるという素晴らしいロールモデルを示してくださっています。
進路選択に悩む生徒さんたちにとって、「こんな生き方もあるんだ」という希望を与える存在なのではないでしょうか。
名門校出身者としての社会的責任も感じながら、それを重荷ではなく誇りとして背負って活躍される姿は、本当に素敵だなと思います。
まとめ
2,000人以上の同窓生が集まった大規模な貸切公演、350名での感動的な観劇会、そして「ごきげんよう」の挨拶に込められた母校愛。
これらすべてが、永久輝せあさんと白百合学園の特別な絆の深さを物語っています。
永久輝せあさんの成功は、名門校での教育がいかに人格形成に大切かを示す素晴らしい例でもあります。
「従順・勤勉・愛徳」の精神が「清く正しく美しく」の宝塚の理念と見事に融合し、トップスターとしての輝きを生み出しているんですね。
これからも永久輝せあさんと白百合学園同窓会の温かい関係は続いていくことでしょう。
同窓の絆を大切にしながら、さらなる高みを目指す永久輝せあさんの今後の活躍が本当に楽しみです!
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