彩輝なお×天海祐希の特別な関係とは?ドラマ『合理的にあり得ない』『Believe』共演でファン大歓喜!

宝塚

近年、ドラマ界で注目を集めているのが、元宝塚歌劇団出身の天海祐希さんと彩輝なおさんの共演です。

2023年の『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』、そして2024年の『Believe-君にかける橋-』と、立て続けに共演を果たした二人。

その背景には、宝塚時代から30年以上にわたって続く、特別な師弟関係があります。

天海さんへの憧れから宝塚の世界に足を踏み入れた彩輝なおさんと、後輩の彩輝なおさんを「妹みたい」と表現する天海祐希さん。

今回は、この二人の深い絆と、それが現在のエンターテインメント界でどのような関係を築いているのかを詳しく探っていきます。

宝塚時代 – 憧れから始まった関係

彩輝なおさん(本名:矢野小恵子)は1971年1月7日、神奈川県横浜市で生まれました。

15歳の時に榊原郁恵さん主演の『ピーターパン』を観て女優に憧れを抱いた彼女ですが、

宝塚音楽学校への入学を決意したきっかけは、なんと天海祐希さんの熱烈なファンになったことでした。

天海祐希さんは1967年8月8日生まれで、彩輝さんより4歳年上。

1987年に宝塚歌劇団73期生として入団し、1993年8月1日に研7(入団7年目)、25歳という史上最年少で月組トップスターに就任した伝説的な存在です。

同期には匠ひびきさん、えまおゆうさん、姿月あさとさんなどがいる豪華な期でした。

一方、彩輝さんは1990年に第76期生として宝塚歌劇団に入団。

入団時の成績は34番でしたが、持ち前の才能と努力で頭角を現します。

『ベルサイユのばら』で初舞台を踏んだ後、なんと入団2年目にして『ベルサイユのばら』新人公演でアンドレ役に大抜擢されるという快挙を成し遂げました。

これは異例の大抜擢として話題となり、彼女の将来性を示すエピソードとなっています。

彩輝さんは1991年に月組に配属された後、1996年に星組へ異動、2000年には専科に異動するなど、様々な組で経験を積みました。

そして2003年に月組に復帰し、2004年3月についに月組トップスターに就任します。

これは特別な意味を持っていました。

なぜなら、天海祐希さんが1995年に退団した後、久世星佳さん、真琴つばささん、紫吹淳さんと3代続けて天海さんより上級生がトップを務めていたため、

彩輝さんは天海さん以来初の下級生による月組トップスターだったのです。

2005年5月22日、彩輝さんは『エリザベート』東京公演千秋楽でトート役を演じて宝塚歌劇団を退団。

この退団公演では、次期月組トップスターに内定した瀬奈じゅんさんがエリザベート役を務め、話題となりました。

現在も続く親密な関係

宝塚を退団した後も、天海祐希さんと彩輝なおさんの関係は途切れることなく続いています。その親密さは、一般的な先輩後輩の関係を遥かに超えたものです。

2021年10月に放送されたTBSの「A-Studio+」で、天海さんの人柄を紹介する企画が組まれた際、彩輝さんが取材を受けました。

その中で明かされたのは、二人が「スーパーに一緒に買い物に行く仲」という驚くほど親密な関係だということです。

また、彩輝さんは天海さんの意外な一面として、最近ハマっているゲームのことなども紹介し、公私にわたって親しい関係を築いていることを示しました。

天海さん自身も彩輝さんのことを「妹みたい」と表現しており、家族のような絆で結ばれていることが伺えます。

この深い関係は、彩輝さんの2024年9月17日のInstagram投稿からも窺えます。

「今年の夏は結構アクティブな夏になりました」として紹介されたエピソードでは、天海さんと1泊2日で淡路島へ宿坊体験に出かけた様子が綴られています。

「禅坊 靖寧」という素敵な場所でリトリート体験をし、ストレッチ、ヨガや瞑想などのワークを行い、何十年ぶりの雑巾掛けも体験。

地元食材を使った美しい精進料理を味わい、「都会では経験できないような貴重な時間を過ごせて幸せ〜♪♪ 整いました!!」と心底楽しんだ様子を報告しています。

2024年1月7日の彩輝さんの誕生日投稿では、「#天海祐希 さん」というハッシュタグが付けられており、この特別な日も天海さんと一緒に過ごしたことが示唆されています。

「たくさんの愛を頂いて最高のお誕生日✨✨」という言葉からも、天海さんからの温かいお祝いがあったことが想像できます。

こうしたエピソードからも、天海さんの人間性の豊かさと、それを間近で見てきた彩輝さんとの信頼関係の深さが感じられます。

ドラマでの共演 – 『合理的にあり得ない』

そんな二人の特別な関係が、近年ドラマという形で結実しています。まず注目を集めたのが、2023年4月17日から6月26日まで放送された『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』です。

この作品は、天海祐希さんにとって月10枠初主演という記念すべき作品でした。

柚月裕子さんの同名小説を原作に、弁護士資格を剥奪された元敏腕弁護士が探偵として、

IQ140の天才バディ・貴山伸彦(松下洸平さん)とともに様々な難事件に挑む痛快エンターテインメントドラマとして制作されました。

彩輝なおさんは第7話にゲスト出演し、桃井聡子役を演じました。

啓士が行きつけのスナック「桃」のママという役どころで、物語の重要な鍵を握る人物でした。

この出演が決まった時の彩輝さんのコメントが印象的です。

「天海先輩主演のドラマに出演できるとお話をいただいた時は飛び上がりました」と、純粋な喜びを表現していました。

また、Instagramでも「ジャジャーン!!なんとなんとッ 天海先輩 主演『合理的にあり得ない』〜 探偵・上水流涼子の解明第7話に出演させて頂きます」と興奮気味に投稿し、ファンの間でも話題となりました。

同作品は初回視聴率9.3%でスタートし、平均視聴率約8.5%を記録。天海さんの様々な変装シーンや、松下洸平さんとの絶妙なバディぶりが話題となりました。

『Believe-君にかける橋-』での再共演

2023年の共演に続き、2024年にも二人は再び同じ作品で顔を合わせることになります。それが、4月25日から6月20日まで放送された『Believe-君にかける橋-』でした。

この作品は、テレビ朝日開局65周年記念作品として制作され、木村拓哉さんが主演を務める社会派ヒューマンドラマでした。

井上由美子さんのオリジナル脚本で、橋の崩落事故で冤罪により服役した土木設計者・狩山陸(木村拓哉さん)が、余命わずかな妻のために真実を追求する物語として描かれました。

天海祐希さんは狩山陸の妻で看護師長の狩山玲子役を演じ、彩輝なおさんは神田役として玲子の部下の看護師を演じました。

二人は劇中で上司と部下という関係でしたが、撮影現場でのエピソードも注目を集めました。

彩輝さんはInstagramで「天海先輩とのオフショット!!先輩の現場でのお心遣いは天下一品です!そして気づくの早ッ!笑 いつも和やかに楽しくお芝居をさせて頂いております♪♪」と投稿し、撮影現場での和やかな雰囲気を伝えています。

『Believe』は大きな成功を収めました。

平均視聴率10.3%、最高視聴率13.2%(最終回)を記録し、2024年春ドラマで最高視聴率を獲得。

木村拓哉さん、天海祐希さんという大物俳優に加え、竹内涼真さん、山本舞香さん、一ノ瀬颯さん、上川隆也さん、北大路欣也さん、斎藤工さん、小日向文世さんといった豪華キャストが話題となりました。

二人の関係性が示す宝塚の絆

天海祐希さんと彩輝なおさんの関係は、宝塚歌劇団出身者同士の特別な結束を象徴するものでもあります。

宝塚の世界では、期を超えた縦の繋がりが非常に重要視され、先輩後輩の関係は一生涯続くものとされています。

二人の関係を見ていると、それは単なる先輩後輩を超えた家族的な絆であることがわかります。

天海さんが彩輝さんを「妹みたい」と表現するのも、血の繋がりを超えた深い愛情の表れでしょう。

また、彩輝さんが天海さんの現場でのお心遣いを「天下一品」と表現するのも、長年にわたって培われた信頼関係があってこそです。

エンターテインメント業界は競争が厳しく、時として孤独になりがちな世界でもありますが、こうした支え合いの関係があることで、両者がより良いパフォーマンスを発揮できているのかもしれません。

ファンから見ても、二人の関係は温かく美しいもので、見ているだけで心が温まるような魅力があります。

まとめ

天海祐希さんと彩輝なおさんの関係は、宝塚歌劇団という特別な世界で育まれた、時代を超えた美しい絆の物語です。

憧れの先輩を追いかけて宝塚の世界に入った彩輝さんが、やがて同じ月組のトップスターとなり、退団後も変わらぬ関係を築き続けていることは、まさに奇跡的とも言えるでしょう。

淡路島での宿坊体験や、誕生日のお祝いなど、プライベートでも家族のような関係を続ける二人。

近年の『合理的にあり得ない』と『Believe-君にかける橋-』での共演は、単なる偶然ではなく、こうした深い絆があってこそ実現したものです。

画面越しにも伝わってくる二人の自然な関係性が、作品に温かみと深みを与えているのは間違いありません。

今後も、この特別な関係が新たな作品で花開くことを期待せずにはいられません。

宝塚で培われた絆が、現在もエンターテインメント界で美しい物語を紡ぎ続けている天海祐希さんと彩輝なおさん。

二人のさらなる活躍と、そして可能であればまたの共演を、多くのファンが心待ちにしていることでしょう。

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