宝塚歌劇団月組の2番手スターとして活躍する風間柚乃さん。その華麗な家系と確かな実力で注目を集める彼女のプロフィールを、年齢や本名から学歴、経歴まで詳しくご紹介します。
女優の夏目雅子さんの姪という話題性もありながら、代役経験を重ねて実力を磨き上げてきた風間柚乃さん。宝塚歌劇団100期生として入団してから現在に至るまでの軌跡を、最新の情報とともにまとめました。
年齢と生年月日は?
風間柚乃さんの誕生日は5月1日ですが、具体的な西暦年は公表されていません。しかし、宝塚音楽学校への入学時期から逆算することで、おおよその年齢を推測することができます。
2012年3月に宝塚音楽学校に合格した際の年齢は16歳と報道されており、この情報から1995年生まれと推定されています。最新の2025年9月現在では、現在30歳という見方が有力です。
宝塚音楽学校の「すみれコード」では、一般的に16~18歳での入学が標準的とされていることから、風間柚乃さんは高校在学中に入学した可能性が高く、これは青山学院高等部出身という学歴とも一致しています。
同期の100期生は2012年に入学し、2014年に宝塚歌劇団へ入団していることから、風間柚乃さんも同じタイミングで芸能界入りを果たしました。この時期に入団した100期生の多くが現在の宝塚歌劇団を支える中堅どころとして活躍しており、風間柚乃さんもその中核的存在として位置づけられています。
本名は?
風間柚乃さんの本名は「小達はるな(おだて はるな)」です。この本名は、父親であるプロゴルファーの小達敏昭さんの苗字を受け継いだものです。
宝塚歌劇団では、多くの生徒が芸名を使用しており、本名が公表されることは珍しくありません。風間柚乃さんの場合、特に著名な芸能一家出身であることから、早い段階で本名も含めた詳細なプロフィールが注目を集めました。
「おだちん」という愛称も、この本名の「おだて」から来ており、ファンの間では親しみを込めて呼ばれています。他にも「ゆの」「かざま」といった芸名由来の愛称も使われており、多彩な呼び方で愛されていることが分かります。
本名の公表は、風間柚乃さんの透明性の高いキャラクターと、家族の著名性も相まって、ファンとの距離を縮める要因の一つとなっています。
出身・学歴は?
風間柚乃さんは東京都品川区出身で、青山学院高等部在籍中に、宝塚音楽学校へ進学しました。
青山学院高等部は東京都内でも有名な私立学校で、多くの著名人を輩出している名門校です。風間柚乃さんは同校在学中から宝塚歌劇団への入団を目指しており、宝塚市内の受験予備校「トップハット」に通っていたことが知られています。
東京から宝塚市まで毎日通学するという並々ならぬ努力を続けながら、青山学院高等部での学業も両立させていたことから、その意志の強さと実行力がうかがえます。このような経験は、後の宝塚での厳しいレッスンや舞台活動においても大きな力となっているでしょう。
品川区という都心部での生活環境と、青山学院という教育環境は、風間柚乃さんの洗練された立ち振る舞いや教養の高さにも反映されているかもしれません。また、母親が宝塚ファンだったことから、幼い頃から宝塚歌劇が身近な存在だったという家庭環境も、彼女の進路選択に大きな影響を与えたと考えられます。
経歴ハイライト(音楽学校→初舞台→代表作)
風間柚乃さんの宝塚での経歴は、着実な成長と数多くの代役経験によって特徴づけられます。
2012年4月の宝塚音楽学校入学時は、受験倍率23.1倍(924人受験、40人合格)という狭き門を突破しての合格でした。音楽学校では文化祭の演劇部門で主演を務めるなど、早くから演技力の高さを示していました。
2014年3月に100期生として宝塚歌劇団に入団し、入団時の成績は9位という優秀な結果でした。初舞台は月組公演「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」で、宝塚生としての第一歩を踏み出しました。
2015年に組まわりを経て月組に配属されてからは、芝居巧者として注目を集めるようになりました。特に2018年の「カンパニー」での新人公演初主演は大きな転機となり、その後の飛躍へとつながりました。
同年の「エリザベート」では、ルドルフ役を役替わりで演じ、新人公演では狂言回しとなる大役ルキーニ役に抜擢されました。さらに美弥るりかさんの休演時には本公演でもルキーニ役を演じるなど、代役としての実力を遺憾なく発揮しました。
2019年の「チェ・ゲバラ」ではフィデル・カストロ役に抜擢され、専科理事の轟悠さんとの共演も果たしました。2021年には「LOVE AND ALL THAT JAZZ」でバウホール公演初主演、2024年には「BLUFF」で東上公演初主演と、着実にキャリアを積み重ねています。
主な出演作と役どころ
風間柚乃さんの代表的な出演作品と役どころをご紹介します:
新人公演主演作品
- 「カンパニー」(2018年):青柳誠二役(本役:珠城りょうさん)
- 「夢現無双」(2019年):新免武蔵役(本役:珠城りょうさん)
注目の役どころ
- 「エリザベート」(2018年):ルドルフ役(役替わり)、ルキーニ役(新人公演・代役)
- 「チェ・ゲバラ」(2019年):フィデル・カストロ役
- 「I AM FROM AUSTRIA」(2019年):フェリックス・モーザー役
- 「桜嵐記」(2021年):足利尊氏役
主演作品
- 「LOVE AND ALL THAT JAZZ」(2021年・バウホール):ルーカス・ボルクマン役
- 「BLUFF」(2024年・東上公演):主演
これらの作品を通じて、風間柚乃さんは幅広い役どころを演じ分ける実力を身につけ、2024年には月組新2番手に昇格という快挙を成し遂げています。
まとめ
風間柚乃さんは、華麗な家系という恵まれた環境がありながらも、それに甘んじることなく地道な努力を重ねて実力を身につけてきた宝塚スターです。代役経験を通じて培った確かな演技力と、持ち前の芝居センスで、月組2番手スターとしてさらなる飛躍が期待されています。今後の活躍からも目が離せない、宝塚歌劇団の次世代を担うスターの一人といえるでしょう。
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