礼真琴の昔とは?子役時代・下級生期・トップ就任までを振り返る

宝塚OG

星組トップスターとして圧倒的な歌唱力と表現力でファンを魅了し続けてきた礼真琴さん。

2025年の退団公演でも大きな注目を集めましたが、「昔の礼真琴」について気になる方も多いのではないでしょうか。

下級生時代の抜擢や新人公演での主演、さらには入団前に子役として活動していたことなど、礼さんの「昔」を振り返ると、今の輝きに繋がる原点が見えてきます。

この記事では、子役期から若手時代、トップ就任までの歩みをまとめてみました。


子役時代「浅野琴」としての活動

礼真琴さんは宝塚に入団する前から舞台や映画の世界に触れていました。

本名「浅野琴」名義で活動し、2002年にはファミリーミュージカル『ココ・スマイル3』に出演。

さらに2006年には映画『博士の愛した数式』にも生徒役で出演しており、芸能活動を経験していたのです。

幼い頃から舞台に立つ経験を積んでいたことが、後の宝塚での存在感にも大きく影響していると考えられます。


宝塚音楽学校から初舞台へ

2007年に宝塚音楽学校に入学し、2009年に95期生として首席入団。

初舞台は宙組公演『薔薇に降る雨/Amour それは…』でした。

その後星組に配属され、抜群の歌唱力とダンスで早くも注目を集めていきます。

95期といえば実力派揃いの世代で、のちにトップスターとなる仲間も多数。

そんな中で首席として入団した礼真琴さんは、期待の大きさを背負ってのスタートでした。


下級生時代から光る抜擢

入団2年目の2010年、梅田芸術劇場で上演された『ロミオとジュリエット』では、創作役「愛」に大抜擢。

シンボリックな存在であるこの役を任されたことは、礼さんの才能が早くから評価されていた証拠といえます。

翌2011年には『ノバ・ボサ・ノバ』でビーナス役、『オーシャンズ11』でマイク役などを演じ、舞台上で確かな存在感を放ち始めました。


新人公演での主演ラッシュ

礼真琴さんは新人公演でも目覚ましい活躍を見せています。

  • 2013年『ロミオとジュリエット』ロミオ役で初主演。
  • 2014年『眠らない男・ナポレオン』ナポレオン役で2度目の主演。
  • 2015年『黒豹の如く』コンラッド役で3度目の主演。

わずか数年で3度の主演を果たすというのは、異例ともいえる快挙。

歌唱力・演技力・表現力すべてにおいて頭ひとつ抜けていたことが分かります。


女役で見せた新しい魅力

男役でありながら、若手時代には女役でも印象的な役を務めました。

2014年の全国ツアー『風と共に去りぬ』では、スカーレット・オハラ役に抜擢。

さらに2015年『ガイズ&ドールズ』ではアデレイド役を演じました。

男役が女役を演じるというのは宝塚ならではの特別な演出ですが、礼さんは見事にその役を自分のものとし、観客を魅了しました。

これらの経験は、彼女の表現の幅を大きく広げるきっかけとなったといえるでしょう。


バウ主演で実力を証明

2014年の『かもめ』、2016年の『鈴蘭(ル・ミュゲ)』ではバウホール公演の主演を務めました。

小劇場ならではの繊細な芝居が求められる舞台で、礼真琴さんは観客を物語の世界へ引き込み、その存在感を確固たるものにしました。

こうした経験が、のちの大劇場公演での堂々たる演技に繋がっています。


トップ就任への道

2016年以降は東上主演などを重ね、実質的に次期トップ候補としての期待が高まっていきました。

そして2019年10月14日、ついに星組トップスターに就任。

相手役は同じく首席入団の舞空瞳さん。

「首席コンビ」として話題を呼び、華やかなデビューを飾りました。

若手時代から積み上げてきた経験が、この瞬間に結実したのです。


まとめ

礼真琴さんの「昔」を振り返ると、子役としての舞台経験に始まり、宝塚入団後は首席という肩書きを背負いながら、下級生時代から数々の大抜擢を受けてきたことが分かります。

新人公演での主演ラッシュ、女役という挑戦、そしてバウ主演で磨かれた演技力。

どのエピソードも現在の圧倒的な表現力に繋がる大切なピースでした。

今や「星組の顔」として知られる礼真琴さんですが、その輝きは昔から一貫していたのだと改めて感じますね。

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