2024年2月に宝塚歌劇団を退団された和希そらさんが、ミュージカル女優として華々しく活動されています。
雪組3番手スターとして14年間宝塚で活躍された和希そらさんの退団から現在に至るまでの歩みと、最新の活動状況をまとめました。
退団発表当時は多くのファンに驚きを与えましたが、その後の活躍ぶりは目覚ましく、世界基準のオーディションを勝ち抜いてミュージカル『SIX』への出演を決めるなど、実力派女優としての地位を確立されています。
公式サイトやファンクラブの開設、大型ミュージカルへの相次ぐ出演決定など、第二の人生を順調にスタートされた和希そらさんの最新情報をお届けします。
退団発表と退団公演の概要
公演タイトル・日程(公表情報のみ)
和希そらさんの退団は、2023年9月26日に発表されました。
退団公演は「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」で、2024年2月11日の東京宝塚劇場千秋楽をもって宝塚歌劇団を卒業されました。
この日は和希そらさんだけでなく、97期生の沙羅アンナさんと101期生の琴羽りりさんも同時に退団され、3名での卒業となりました。
14年間の宝塚生活に幕を閉じる記念すべき日でした。
退団前の最後の単独イベントとして、2023年12月24日に宝塚ホテルで「和希そらディナーショー『Vie.』」を開催。
咲城けいさん、華純沙那さんと共に出演し、主演作品や思い出の楽曲を披露されました。このディナーショーは後にスカイ・ステージでノーカット版が放送され、多くのファンに愛され続けています。
退団理由
和希そらさんご本人からの公式な退団理由の詳細は明かされていませんが、ファンの間では様々な推測がなされています。
次期2番手候補として期待されていたタイミングでの退団発表だったため、多くの関係者やファンにとって驚きの発表でした。
一般的に考えられる要因として、より幅広い表現活動への挑戦意欲、将来のキャリアプランへの考慮、個人的な価値観の変化などが挙げられますが、
和希そらさんは退団後のインタビューで「挑戦と自分の幸せを選んでいく」と前向きな姿勢を示されており、新たなステージでの活躍を求められたものと推察されます。
千秋楽の様子
和希そらさんの千秋楽は2024年2月11日、東京宝塚劇場で行われた「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」公演でした。
この日は和希そらさんに加えて、97期生の沙羅アンナさんと101期生の琴羽りりさんも同時に退団される3名での卒業となりました。
千秋楽では退団者への花束贈呈と退団挨拶が行われ、多くのファンがライブ配信で見守りました。
和希そらさんは正装に深紅の薔薇の花束を手に、14年間の宝塚生活を振り返る感謝の挨拶を述べられました。
退団挨拶では特徴的なエピソードとして、くまのプーさんの言葉を引用されたことがSNSで話題となり、「プーさん」がトレンドに入るほどの注目を集めました。
お花渡しの相手
和希そらさんへの花束贈呈は、同じ96期生の妃華ゆきのさんが務められました。
妃華ゆきのさんは和希そらさんと同期で入団し、雪組で共に過ごした仲間です。
宝塚では退団者への花束贈呈は同期生が行うのが慣例となっており、96期生として最後まで雪組に残る妃華ゆきのさんから、深紅の薔薇の花束が手渡されました。
宝塚大劇場での退団公演(2023年12月13日)においても、同様に妃華ゆきのさんから花束を受け取られており、
長年にわたって共に歩んできた同期生からの最後の贈り物として、特別な意味を持つ瞬間となりました。
卒業スピーチの要旨
和希そらさんの卒業スピーチは感謝の気持ちに溢れた内容で、14年間の宝塚生活への思いを込められたものでした。
宝塚大劇場での退団挨拶(2023年12月13日)では、
「本日こうして沢山の皆様に見守っていただきながら宝塚大劇場での最後の日を迎えることができました。本当にありがとうございます」
と感謝の言葉で始まり、
「大切な皆様に、沢山の幸せが訪れますように、心から愛を込めまして、本当にありがとうございました」
と締めくくられました。
東京千秋楽(2024年2月11日)では、特徴的なエピソードとして、くまのプーさんの言葉「みんなの幸せを願っておるぞ」を引用されたことが話題となりました。
これは和希そらさんらしいユーモアを交えながらも、深い愛情を表現した印象的な挨拶として多くのファンの記憶に残るものとなりました。
スピーチ全体を通じて、ファンや共演者、スタッフへの感謝の気持ちと、宝塚での経験への深い愛情が表現されており、「寂しさ」よりも「感謝」に溢れた前向きな内容だったと多くの観劇者によってレポートされています。
卒業後の初動(発表・コメント等)
退団から約2週間後の2024年3月1日、和希そらさんは俳優として活動開始することを正式に発表されました。
この際、事務所には所属せずフリーランスとして活動し、株式会社ファンタスがエージェンシーとして窓口を務めることも併せて公表されました。
同時にオフィシャルサイト「kazukisora.jp」がオープンし、今後の活動に関するニュースやプロフィール、様々なコンテンツが展開されることとなりました。
退団直後から計画的かつスムーズな移行が行われ、和希そらさんの新たなスタートへの準備の周到さがうかがえました。
現在の所属
所属事務所
和希そらさんは現在、特定の芸能事務所には所属されておらず、フリーランスの俳優として活動されています。
これは近年の芸能界でも珍しくない活動形態で、より自由度の高いキャリア選択を可能にしています。
業務面では株式会社ファンタスがエージェンシーとして各種窓口業務を担当しており、出演オファーや取材対応などの実務的な部分をサポートしています。
この体制により、和希そらさんは表現活動により集中できる環境を整えられています。
ファンクラブや公式サイトの運営については、株式会社SKIYAKIが担当しており、ファン向けサービスとマネジメント業務が適切に分離された体制となっています。
公式サイト/ファンクラブ案内
和希そらさんの公式サイトは「kazukisora.jp」で、最新のニュース、プロフィール、出演情報などが随時更新されています。
サイトのデザインも洗練されており、和希そらさんの新たなイメージを反映した作りとなっています。
2024年4月1日には、待望の公式ファンクラブ「和希そら公式ファンクラブ Vie.」が誕生しました。
年会費は8,000円(税込)で、会員限定のブログやムービー、ライブ配信、チケット先行販売などの特典が用意されています。
ファンクラブサイトのURLは「sora-vie.jp」で、株式会社SKIYAKIによって運営されています。
ファンクラブ名の「Vie.」は、和希そらさんの退団前ディナーショーのタイトルでもあり、新しいスタートへの想いが込められた名称となっています。
近年の主な活動領域
舞台・コンサート・イベント
退団後の和希そらさんは、ミュージカル女優として精力的に活動されています。
2024年10月には退団後初の舞台となるブロードウェイミュージカル「9 to 5」に出演し、明日海りおさん、平野綾さんと共演されました。
この作品では、男役時代とは異なる女性としての歌唱表現に挑戦され、高い評価を獲得されました。
2024年11月には「Sora Kazuki Billboard Live 2024」を横浜と大阪で開催。
退団後初のソロライブとして大きな注目を集め、チケットは即完売となりました。
このライブでは宝塚時代の楽曲から新たなレパートリーまで幅広く披露され、和希そらさんの新たな魅力を存分に発信されました。
2025年以降も大型ミュージカルへの出演が続々と決定しています。
1月から3月にかけては世界基準のオーディションで勝ち抜いたミュージカル『SIX』日本キャスト版でキャサリン・パー役を演じられ、
6月には話題作『梨泰院クラス』でチョ・イソ役、
9月から12月には『SPY×FAMILY』でヨル・フォージャー役と、主要な役柄での出演が予定されています。
配信/テレビ/雑誌などメディア露出
メディア露出も積極的に行われており、2025年2月22日にはWOWOWで「Sora Kazuki Billboard Live 2024 in Osaka」の2ndステージが独占放送・配信されました。
この放送により、会場に足を運べなかったファンも和希そらさんの新たなステージを楽しむことができました。
雑誌メディアでは、VOCE、BAILAなどの女性誌に登場し、退団後の心境や今後の展望、プライベートな一面などを語られています。
特にVOCEでは初登場記事として大きく取り上げられ、新たなファン層の獲得にもつながっています。
公式SNSアカウント(@kazukisorastaff)では日々の活動報告や出演情報が発信されており、ファンとの距離感を大切にしたコミュニケーションが図られています。
よくある質問(FAQ)
「今後の予定はどこで確認?」ほか
Q: 和希そらさんの最新情報や出演予定はどこで確認できますか?
A: 公式サイト「kazukisora.jp」と公式ファンクラブ「Vie.」(sora-vie.jp)で最新情報を確認できます。XアカウントやInstagramでも随時更新されています。
Q: ファンクラブに入会するには?
A: 公式ファンクラブ「Vie.」の年会費は8,000円(税込)です。sora-vie.jpから入会手続きが可能で、限定コンテンツやチケット先行などの特典があります。
Q: 現在の所属事務所は?
A: 特定の芸能事務所には所属されておらず、フリーランスとして活動されています。業務窓口は株式会社ファンタスが担当しています。
Q: 宝塚時代との歌唱スタイルの違いは?
A: 退団後は女性としての歌唱表現に挑戦されており、男役時代の力強さに加えて、より繊細で表情豊かな歌声を披露されています。
Q: チケット情報は?
A: 各公演のチケット情報は公式サイトで案内されます。ファンクラブ会員には先行販売の特典もあります。
まとめ
和希そらさんは宝塚歌劇団退団後、わずか1年余りでミュージカル界において確固たる地位を築かれました。
フリーランスとしての活動スタイルを選択し、世界基準のオーディションを勝ち抜くなど、その実力は多方面から認められています。
今後も『梨泰院クラス』『SPY×FAMILY』『ジキル&ハイド』など話題作への出演が予定されており、ますますの活躍が期待されます。
公式サイトやファンクラブを通じて、和希そらさんの新たな挑戦を応援し続けることができます。
宝塚で培われた歌・踊り・演技の三拍子揃った実力を武器に、さらなる飛躍を遂げられることでしょう。
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