STARTO ENTERTAINMENT所属のアイドル・本髙克樹さんが、早稲田大学大学院で執筆した論文が大きな注目を集めています。
7 MEN 侍(現在はB&ZAI)のメンバーとして活躍する傍ら、アイドル活動と学業を見事に両立させ、修士論文では日本経営工学会から権威ある賞まで受賞した本髙克樹さん。
ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)では、Snow Manの阿部亮平さんに続く2人目の大学院卒業という快挙を成し遂げました。
この記事では、本髙克樹さんの卒論や修士論文の詳しい内容、博士課程への進学状況、そして多くのファンが気になっている「論文はどこで読めるのか」まで、徹底的に解説していきます。
本髙克樹の学歴と研究の道のり
本髙克樹さんは2011年8月、13歳でジャニーズ事務所に入所しました。
中学3年生のときには高校受験のため半年間活動を休止し、猛勉強の末、偏差値76を誇る早稲田大学高等学院に見事合格。
この時期、夏季講習の合宿では1日17時間も勉強したというエピソードが残っています。
全国模試では得意の数学で100点満点を取り、全国1位の成績を収めたこともある秀才です。
早稲田大学高等学院から内部進学で早稲田大学創造理工学部経営システム工学科へ進学した本髙克樹さん。
この学部は建築や工学系統を専門的に学ぶ学部で、私立の理工学部ではトップクラスの難関学部として知られています。
2021年3月に学部を卒業後、同年4月には早稲田大学大学院創造理工学研究科の修士課程に進学しました。
大学院進学について、本髙克樹さんは「アイドルを辞めないことにした」から院進したと語っています。
大学1年生の時は授業が大変で仕事との両立に悩んだ時期もありましたが、大学2年生で7 MEN 侍のメンバーに選ばれたことが転機となりました。
「この先もアイドルとして生きていくと決めたので、せっかくなら研究も仕事に役立つレベルまでは持っていきたい」という思いから、修士課程への進学を決意したのです。
大学院では蓮池研究室に所属し、社会システムモデリングの研究に取り組みました。
蓮池研究室は、不確実性を考慮した数理モデリングや最適化の基礎理論から、サプライチェーンマネジメント、金融工学、観光科学、データ解析まで、幅広い研究成果を上げている研究室です。
「明るく、楽しく、メリハリをつけた研究生活を!」をモットーに、学生の興味に合わせて向上心を育てる環境で研究を進めました。
本髙克樹の卒業論文(卒論)の内容
本髙克樹さんの学部での卒業論文のテーマは「ステージ配置」でした。
この研究は、ライブ・エンタテインメントにおいて、ライブパフォーマンスを最大限かつ平等に観客に届けることを目的としたものです。
研究の背景には、座席の位置によって観客間の満足度にばらつきが生じてしまうという課題がありました。
パフォーマーまでの距離や見え方が異なることで生じる満足度の差は、アイドルとして活動する本髙克樹さん自身が日々感じていた問題でもあったのです。
パフォーマーの移動領域を決めるステージ配置は、ライブ・エンタテインメントの提供価値を考える上で非常に重要な要素だと考えました。
研究手法として、本髙克樹さんは会場全体を二次元領域の正方形マスの集合として捉え、その中でステージとなる施設を配置する面的施設配置問題として定式化しました。
観客効用は距離に反比例すると仮定し、客席となるマスを需要マス、ステージとなるマスを施設マスとして定義。
これを0-1整数計画問題として定式化し、数理最適化ソルバー「Gurobi Optimizer」によって問題を解いていきました。
目的関数では、需要マスの効用総和から平均絶対偏差を引いた値を最大化することで、観客効用の最大化とばらつきの最小化の双方を考慮。
γ値によってばらつきの重みを調整できるモデルを構築しました。
この研究により、ライブ会場でのお客さんの盛り上がり方を数値化し、数値が最高値かつ分散が小さくなる配置を導き出すことに成功しました。
結果として、「ステージを分割し、均等に配置する方が良い」という知見が得られました。
本髙克樹さん自身、「まだ研究を生かせるほど大きな会場に立てていないので、これからですね」と語っており、将来大きな会場でのライブを行う際に、この研究成果を活かしたいという思いを持っています。
本髙克樹の修士論文とBest Presentation Award受賞
修士課程での本髙克樹さんの論文タイトルは「ライブ・コンサートにおけるチケット不正転売防止を考慮した最適なチケット販売方法の提案」です。
この研究もまた、アイドルとして自身が直面している切実な問題をテーマにしたものでした。
チケット転売問題は、アーティストにとってもファンにとっても長年の悩みの種です。
本髙克樹さん自身も現役アイドルとして、多くのファンが頭を悩ませているチケット転売という問題に正面から向き合いました。
理工学分野での学びをファンの方々に貢献したいという強い思いが、この研究の原動力となっています。
研究分野は「社会システムモデリング」で、社会に起きている問題を分析し、そこに新たなシステムを導入した場合にどんな変化が起き、問題は解決するのかなどをシミュレーションする分野です。
チケット販売という具体的な事例に対して、数理モデルを用いて最適な販売方法を提案しました。
2022年11月26日から27日にかけて、広島工業大学(五日市キャンパス)で開催された日本経営工学会の2022年秋季研究大会で、本髙克樹さんはこの研究を発表しました。
そして見事、「Best Presentation Award」を受賞という快挙を成し遂げたのです。
この受賞について、ネット上では「本当にすごすぎる」「さすが克樹」「おめでとうございます!!」「忙しい中研究して発表するなんて相当努力したんだろうな…」といった祝福と感嘆の声が続々と寄せられました。
また、論文の演題についても「すごく興味深い」「より良い販売方法を考えるってのが克樹らしくて好き」「めっちゃ読みたい」「気になる」といった声が多数上がっています。
さらに驚くべきは、この修士論文を完成させたタイミングです。
なんと本髙克樹さんは、カウントダウンコンサート(カウコン)のリハーサルと本番の間という超多忙な時期に論文を仕上げたというエピソードがあります。
また、友人に「発表するからには、賞取ってくるわ」と宣言し、ライブもある中わずか3週間で仕上げたとも言われています。
この集中力と実行力は、まさに本髙克樹さんの真骨頂と言えるでしょう。
2023年1月30日放送のテレビ東京「プレミアMelodiX!」では、「早稲田大学院在学の超頭脳派侍」と紹介され、本人も「もう修士論文書きまして。学会の方にも出て。ちゃんと賞も獲って。この3月に一応、卒業になります」と修了を報告しました。
本髙克樹の博士課程と現在の学業
本髙克樹さんは2023年3月に早稲田大学大学院創造理工学研究科の修士課程を修了しましたが、その後の学びも止まっていません。
複数の情報源によると、本髙克樹さんは博士後期課程に進学しているとされています。
さらに注目すべきは、博士後期課程と並行して通信制大学にも通っているという点です。
修士2年の時には、大学生時代に取れなかった単位を取るために通信制大学を受講していたことを明かしています。
そして2024年のインタビューやブログでは、より具体的な情報が明らかになりました。
本髙克樹さんは通信制大学で「教育に関する科目を取っており」、さらには「教職課程もほとんどが修了」という段階まで進んでいるというのです。
つまり、本髙克樹さんは教員免許の取得を目指している可能性が非常に高いということになります。
アイドルとして多忙なスケジュールをこなしながら、博士後期課程での研究活動、そして教職課程の履修まで同時並行で進めているという事実は、驚異的としか言いようがありません。
本髙克樹さん自身は、「アイドルを辞めない」から研究を続けると語っています。
研究を仕事に活かしたいという明確な目的意識を持ち、アイドル活動とアカデミックな探究の両方を追求し続けているのです。
ファンの間では、本髙克樹さんがいつか「アイドル」でなくなってしまう日を恐れる声もありますが、本人は「アイドルであるために」院進し、研究し、学会で賞をとり、博士後期課程にまで進んでいます。
誰もが楽しめるエンタメをつくりだすために、その探究心の歩みを止めずにいるのです。
本髙克樹の論文はどこで読める?
多くのファンが気になっているのが、「本髙克樹さんの論文はどこで読めるのか」という点です。
結論から言うと、現時点で本髙克樹さんの修士論文や卒業論文の全文が一般に公開されているという情報は確認できませんでした。
早稲田大学では、博士論文は原則として早稲田大学リポジトリで公開されることになっていますが、修士論文については研究科や執筆者の許諾によって対応が異なります。
一部の研究科では、執筆者が許諾しているものに限り、早稲田大学リポジトリから本文全文PDFを閲覧できるようになっています。
商学研究科や人間科学研究科などでは、リポジトリへの登録が進んでいますが、創造理工学研究科の修士論文については、一般公開の状況が明確ではありません。
早稲田大学リポジトリで「本髙克樹」や論文タイトルで検索しても、現時点では該当する論文が見つからない状況です。
ただし、早稲田大学の学生や関係者であれば、図書館や研究科の図書室を通じて閲覧できる可能性があります。
具体的には、各キャンパスの図書館カウンターで申し込みを行うことで、閲覧許可が得られる場合があります。
また、日本経営工学会の2022年秋季研究大会で発表された内容については、学会の予稿集に掲載されている可能性があります。
日本経営工学会の会員であれば、過去の大会資料にアクセスできるかもしれません。
ただし、学会の予稿集も一般には公開されていないことが多く、閲覧するには学会員であることや、特別な手続きが必要になる場合がほとんどです。
卒業論文については、一般的に大学では外部公開していないことが多く、早稲田大学でも学部の卒業論文は図書館等に所蔵されていないとされています。
そのため、本髙克樹さんの卒論を読むことは、現実的にはかなり難しいと言えるでしょう。
現状では、論文の全文を読むことは困難ですが、本髙克樹さんが受賞した「Best Presentation Award」の受賞者リストには、早稲田大学、論文タイトルとともに本髙克樹さんの名前が掲載されています。
日本経営工学会の公式サイトで、この受賞の記録を確認することは可能です。
将来的に、本髙克樹さんが博士論文を執筆し、博士号を取得した際には、早稲田大学の規定により、博士論文は原則として早稲田大学リポジトリで公開されることになります。
その時を楽しみに待ちたいところです。
本髙克樹が所属した蓮池研究室について
本髙克樹さんが修士課程で所属した蓮池研究室について、もう少し詳しく見てみましょう。
蓮池研究室は、早稲田大学創造理工学部経営システム工学科の研究室で、指導教員は蓮池隆教授です。
研究室の特徴は、一般的な確率現象だけでなく、人の感性や感情・言語解釈の個人差・曖昧さなど、多様な不確実性を考慮しながら、数理最適化のアプローチにより、将来のよりよい意思決定の探究に向けてチャレンジしているという点です。
具体的には、不確実性を考慮した数理モデリングや最適化の基礎理論から、サプライチェーンマネジメント、金融工学、観光科学、データ解析に対する最適化からのアプローチ、多目的・多基準化での意思決定まで、多くの研究成果を上げています。
最近では、観光地の満足度の的確な数値設定、ヒトの感性・感情変化の具現化、農業サプライチェーンマネジメントにも興味を持って研究を進めています。
研究室のモットーは「明るく、楽しく、メリハリをつけた研究生活を!」。
学生の興味に合わせ、向上心を育てる研究室作りを目指しているとのことです。
本髙克樹さんのように、アイドル活動と研究を両立させる学生にとって、このような環境は非常に適していたと言えるでしょう。
蓮池教授はオペレーションズ・リサーチ(OR)の分野で多くの業績を持ち、日本オペレーションズ・リサーチ学会でも活躍されています。
本髙克樹さんの研究テーマである「チケット販売の最適化」や「ステージ配置の最適化」は、まさにORの手法を実社会の問題に応用した好例と言えます。
まとめ
本髙克樹さんは、アイドルとしての経験を研究に活かし、卒論から修士論文まで一貫してエンタテインメント業界の課題に取り組んできました。
学部での卒業論文では「ステージ配置」をテーマに、観客に平等にパフォーマンスを届けるための最適化を研究。
修士論文では「チケット不正転売防止を考慮した最適なチケット販売方法」を提案し、日本経営工学会のBest Presentation Awardを受賞するという快挙を成し遂げました。
現在は博士後期課程に進学し、さらなる研究を続けながら、通信制大学で教職課程も履修しているという驚異的な学びへの姿勢を見せています。
博士号の取得はまだこれからですが、本髙克樹さんの継続的な努力を考えれば、そう遠くない将来に「博士号を持つアイドル」という新たな称号を手にする日が来るかもしれません。
論文の全文公開については、現時点では一般には閲覧できない状況ですが、将来的に博士論文が公開される可能性はあります。
また、研究成果が学術誌に掲載されたり、より広く社会に還元される形で公表される日が来ることも期待されます。
「アイドルを辞めないために」研究を続けるという本髙克樹さんの姿勢は、多くのファンに感銘を与えています。
アイドルとして、研究者として、そして教育者を目指す者として、多面的な魅力を持つ本髙克樹さんの今後の活躍から目が離せません。
博士号取得、そして新たな研究成果の発表に向けた今後の活動にも、大いに期待が高まります。


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