元宝塚歌劇団星組トップスター・礼真琴さんが2025年8月10日に退団しました。
歌・ダンス・芝居の三拍子が揃ったトップスターとして約6年間星組を牽引し、「50年に1人の逸材」と評された礼さんの退団後の去就には多くの注目が集まっていました。
この記事では、礼真琴さんの退団日はいつか、退団同期は誰か、退団会見ではどんな発言があったかを、2つの会見(退団発表・大千秋楽後)の内容とあわせてまとめています。
① 礼真琴の退団はいつ?退団発表から千秋楽まで
| 退団発表日 | 2024年9月24日(大阪・記者会見) |
|---|---|
| 退団日 | 2025年8月10日(東京宝塚劇場 千秋楽) |
| 退団公演 | ミュージカル『阿修羅城の瞳』/ファンタジック・タペストリー『エスペラント!』 |
| 宝塚在団期間 | 約17年(2009年入団〜2025年退団) |
| トップスター在任期間 | 2019年10月〜2025年8月(約6年) |
入団から退団まで——17年間のキャリア
礼真琴さんは2009年、宝塚音楽学校を95期生として首席で卒業し宝塚歌劇団へ入団。
宙組公演で初舞台を踏んだ後、星組に配属されました。
若手時代から歌・ダンス・芝居で高い評価を受け、入団5年目には新人公演初主演。
入団11年目の2019年10月、令和最初・95期生初のトップスターとして星組を率いることになりました。
退団が発表されたのは2024年9月24日。
全身真っ白のパンツスーツで記者会見に臨んだ礼さんは、宝塚歌劇110周年という節目の年に卒業を決意したと語りました。
退団公演『阿修羅城の瞳』は劇団☆新感線と宝塚歌劇の初コラボという作品で、宝塚大劇場(2025年4〜6月)・東京宝塚劇場(2025年6〜8月)の順に上演。
2025年8月10日の千秋楽をもって宝塚を退団しました。
サヨナラショーと最後の挨拶
大千秋楽のサヨナラショーでは、お披露目公演「ロックオペラ モーツァルト」をはじめ「1789〜バスティーユの恋人たち〜」「王家に捧ぐ歌」など歴代主演作の場面を披露。
フィナーレでは星組全員と歌い踊り、客席に降りてファンとハイタッチする場面もありました。
黒紋付きに緑の袴姿で大階段を下りた礼さんは、次期トップの暁千星さんらから青いバラの花束を受け取り、
「さみしくてたまりません。今目に映るすばらしすぎる景色、一生忘れません」と話しました。
② 退団同期は誰?「はべらせ退団」と呼ばれた5人
礼真琴さんの退団に合わせて、星組から4名が同日に宝塚を去りました。
退団同期の顔ぶれをご紹介します。
白妙なつさん(90期 / 副組長)
「長い長い青春を過ごしてまいりました。苦しく悔しく、辛いことの方が多くありました」
紫りらさん(95期 / 礼さんと同期)
「”ああ、大劇場の舞台に立つのはこれが最後なんだな”と少し寂しい気持ちがこみ上げてきています」
二條華さん(100期 / 娘役)
「目の前に広がる愛と優しさに包まれた景色は美しく胸がいっぱいです」
都優奈さん(102期 / 娘役)
「宝塚での10年はあっという間で濃密な時間を過ごさせていただきました」(涙)
「はべらせ退団」とは
礼さん以外の退団同期が全員娘役だったことから、ファンの間では「はべらせ退団」という言葉が使われました。
トップスターが娘役を伴う形で退団するパターンを指す言葉で、過去には朝夏まなとさんの退団時にも同様の状況がありました。
人気の高いトップスターの千秋楽はチケット確保が困難になるため、男役スターが退団同期になりにくい事情もあると言われています。
礼さんから後輩への挨拶
大千秋楽では、翌日から組替えとなる後輩にも言葉が贈られました。
花組へ移る極美慎さんへは「星組のことを思い出せないぐらい立派な花男になってほしい」と送り出し、
専科へ異動する小桜ほのかさんへは「何をやっても上手い。お稽古場では進んで恥をかきながら……今では大物女優のようなほのか。いろいろなところで活躍してほしい」と話しました。
③ 退団会見 全文——礼真琴の発言まとめ
礼真琴さんをめぐる退団会見は2回行われました。
退団発表時(2024年9月24日)と大千秋楽後(2025年8月10日)、それぞれの発言を項目別にまとめます。
【2024年9月24日】退団発表記者会見 ── 大阪・ホテル阪急インターナショナル
冒頭挨拶
「2025年8月10日の東京宝塚劇場の千秋楽をもちまして宝塚歌劇を卒業させていただく運びとなりました。
音楽学校に入学してから18年、星組生になってから16年、ずっと星組で過ごし、先輩方からたくさんのことを学び、仲間と一緒にいる大切さやありがたさ、そして応援してくださるお客様のありがたみを日々感じて、熱く過ごしてまいりました。
最後の日まで、私らしく宝塚歌劇に情熱を注ぎ続けてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
理事長・村上浩爾氏のコメント
「早くから注目され期待されるプレッシャーを、努力を重ねて乗り越え、トップスター就任直後にコロナ禍という状況にあっても、
若きトップスターとして組を鼓舞し全身全霊で公演に向き合う姿は、勇気と希望と元気を与えてくれるものでした。
圧巻のパフォーマンスで完成度の高い舞台を見せてくれる稀代のトップスターだと思います。退団の日まで礼らしく、明るく、自然体で、目指す男役像を追い求めてほしいと思っております」
退団を決意した時期
「主演という立場に就任させていただいてから、常に”卒業”という言葉が頭の片隅にあるなかで過ごしていました。
お披露目公演の途中でコロナ禍になり公演がすべて止まるという経験をしました。
コロナ禍が明け通常運転に戻った際、”今までどれだけ自分ががむしゃらに走ってきたか”ということを振り返り、
宝塚歌劇110周年という記念すべき年をまっとうしてから卒業したいという思いが自然と湧き上がりました」
仲間への退団報告
「組の仲間に伝えたのは(発表3日前の)21日。
ただ、2019年のトップ就任時からコンビを組んでいた舞空瞳には稽古が始まった直後に伝えました。
卒業の時期は違うけれども、2人で決めたこのゴールが、これが私たちのベストだったんだ、と思ってもらえるよう精いっぱい頑張ろうと心決めました」
コロナ禍について
「どこに向かえばいいのか、心が折れそうになる瞬間もありました。でも組の仲間がそばで笑って力強く背中を押してくれたから続けてこられました」
宝塚への思い
「宝塚は青春そのもの。最後の日まで、全ての体力と筋力を使って情熱を傾け続けたい」
【2025年8月10日】大千秋楽後 退団会見 ── 東京宝塚劇場
最後の舞台を終えて
「愛にあふれた宝塚。私にはいばらの道ばかりだった。でも同時に苦難を乗り越えた先には光が差すことも身をもって感じた」
「さみしくてたまりません。今目に映るすばらしすぎる景色、一生忘れません」
この一日を振り返って
「生きてきた中でこんなに幸せな一日はないな」
コロナ禍を振り返って
「経験のないことに立ち向かう恐ろしさの中で、星組全員とお客さまで前に進んできた道のりがあったから自分の成長にもつながった」
宝塚とは何だったか
「宝塚は今の礼真琴という人間を作ってくれたすべての青春です」
退団後について
「退団後は私自身が一番不安。明日起きたら髪が伸びているわけでも、たくましい筋肉がなくなっているわけでもない。
この自分をどう”女性初心者”として生きていくか、向き合わないといけない(笑)。
この先、私自身が一番不安でございます」
今後の活動について
「どこかでまた自分の歌声を聞いていただける機会があったらいいなという夢もありつつ、新たな人生でもがきながら、いろんなことに挑戦できたらと思っております」
組長・美稀千種さんへ(阿修羅城の台詞に掛けて)
「世話になったな、南北先生。俺は旅に出る」
「青春のすべてでした。本当にありがとうございました」
④ 退団後の礼真琴——新事務所と今後の活動
退団後、礼真琴さんは2025年10月28日に芸能事務所「CULEN(カレン)」への所属を正式発表しました。
稲垣吾郎さん・草彅剛さん・香取慎吾さんが所属する同事務所の初の女性アーティストとなります。
2025年12月には退団後初コンサート『Flare』を東京・大阪で開催。
2026年5〜8月にはミュージカル『BOOP! The Musical ブープ!ザ ミュージカル』への主演も決定しており、柚希礼音さんとの共演も実現しています。
礼真琴の退団後の新事務所はなぜCULEN?選んだ理由を徹底解説CULEN所属の経緯・選んだ理由・ファンの声など詳しくはこちらの記事で
まとめ
礼真琴さんは2025年8月10日、約17年間の宝塚生活に別れを告げました。
退団同期の4名はいずれも娘役で、礼さん自身は退団会見で「いばらの道ばかりだった」と振り返りながらも、17年間を通じた感謝と充実感を語っています。
退団後はCULENを拠点に舞台・映像と活動の幅を広げており、2026年のミュージカル主演も決定しています。
この記事のポイントまとめ
- 退団発表は2024年9月24日。退団日は2025年8月10日(東京宝塚劇場 千秋楽)
- 退団公演は劇団☆新感線コラボ作品『阿修羅城の瞳』/『エスペラント!』
- 退団同期は白妙なつさん・紫りらさん・二條華さん・都優奈さんの4名(全員娘役)
- 退団発表会見(2024年9月)では退団の決意・コロナ禍の経験・舞空瞳さんへの思いを語った
- 大千秋楽後の会見(2025年8月)では「いばらの道だった」「女性初心者として生きていく」などと話した
- 退団後はCULEN所属。2026年ミュージカル『BOOP!』主演・柚希礼音さんとの共演が決定



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