宝塚歌劇団花組で男役スターとして活躍する極美慎さん。
175cmの長身と凛とした立ち姿、そして舞台上で放つ圧倒的な存在感で、多くのファンを魅了し続けています。
2025年には星組から花組へ組替えとなり、東上公演「DEAN」で主演を務めるなど、新しい挑戦の真っ只中。
この記事では、極美慎さんのプロフィールや舞台経歴、さらに素顔に迫るエピソードまで詳しくご紹介します。
極美慎ってどんな人?
極美慎さんの本名は「黒川香鈴(くろかわ かりん)」さん。
宝塚では本名の一部や響きを芸名に取り入れる方もたくさんいますが、彼女は幼少期から親しんだ極真空手への敬意を軸に“極美慎”という名を選びました。
当初は「極 真(きわみ しん)」も候補だったとか。そこに“美”の文字を加えたことで、宝塚らしい華やかさと個性が際立つ名前となりました。
「香鈴」という本名は、ご家族が大切に選んだ名前。
やさしい響きと気品が、舞台上の端正さとも重なりますね。
年齢とプロフィール
誕生日は7月26日。公式プロフィールでは生年は公表されていませんが、宝塚音楽学校の入学時期などから逆算すると1995年生まれとされ、2025年時点で30歳前後とみられます。
中学卒業後に宝塚音楽学校を受験し、一度は不合格。その後バレエや声楽を徹底的に学び直し、2度目の挑戦で見事合格を果たしました。
中学3年生の時点で173cmを超える長身だった彼女は、そのスタイルを武器に舞台で男性らしい役を追求してきました。
出身は神奈川県横浜市で、県立港北高等学校出身。
都会的な雰囲気と努力家の性格が、舞台の上でも強く感じられます。
基本プロフィール
- 芸名:極美 慎(きわみ しん)
- 本名:黒川 香鈴(くろかわ かりん)
- 誕生日:7月26日
- 出身地:神奈川県横浜市
- 学歴:県立港北高等学校卒
- 身長:175cm
- 血液型:O型
- 愛称:しん、かりん
- 星座:獅子座
- 宝塚入団:2014年(100期生)
- 入団成績:22番/39人中
- 初舞台:2014年3月 月組公演「宝塚をどり」「明日への指針」「TAKARAZUKA 花詩集100!!」
宝塚に入るまでの道のり
極美さんが宝塚を知ったのは、宝塚ファンだった祖母の影響だそう。
初めて観劇した舞台で「こんなに男らしく輝く女性がいるんだ」と衝撃を受け、宝塚を目指すようになりました。
最初の宝塚音楽学校受験では、バレエ経験が乏しいまま挑戦して不合格に。
しかしその悔しさをバネに、翌年の再挑戦に向けて徹底的にレッスンを積み、2度目で合格。
入学時にはすでに173cm以上の身長があり、舞台でひときわ目を引く存在でした。
同期には聖乃あすかさん、一之瀬航季さん、風間柚乃さん、桃歌雪さんらが在籍。
厳しい稽古を共に乗り越えた同期との絆は、今も大きな支えとなっているでしょうね。
経歴・舞台履歴
2014年に宝塚歌劇団100期生として入団し、翌年に星組へ配属。
2017年「ベルリン、わが愛」で新人公演初主演、2019年「霧深きエルベのほとり」では2度目の新人公演主演を務め、繊細な感情表現で観客を魅了しました。
その後も着実に経験を積み、2022年「ベアタ・ベアトリクス」でバウホール初主演、2024年「にぎたつの海に月出づ」で2度目のバウ主演。
そして2025年、花組に組替えとなると同時に東上公演「DEAN」で主演を務めるなど、華々しい活躍を見せています。
好きな役・印象的な舞台
これまでに演じた役の中では、
- 「霧深きエルベのほとり」新人公演のカール・シュナイダー
- 「ベアタ・ベアトリクス」のロセッティ
- 「1789」のロベスピエール
- 「BIG FISH」のウィル・ブルーム
などが特に思い入れのある役だと語られています。
いずれも人間の内面や複雑な感情を描く役どころで、彼女の演技力を存分に発揮する機会となりました。
素顔のエピソード
舞台上の凛々しい姿とは対照的に、私生活ではチャーミングな一面も。
祖母の影響で宝塚を知り、家族との絆を大切にしてきた極美さん。
温泉好きで、飛騨高山の温泉で心身をリフレッシュした思い出を語ったこともあります。
幼少期から続けている極真空手で培った集中力や体幹は舞台でも大きな強み。
お米が大好きで、ミッフィーグッズ集めなど可愛らしい趣味もファンに知られています。
今後の展望
花組へ組替えとなった2025年、東上公演「DEAN」で主演を任された極美慎さん。
永久輝せあさんや聖乃あすかさんといった実力派と共に花組の舞台を作り上げていく中で、さらなる飛躍が期待されています。
高身長と華やかな存在感、努力で磨き上げた演技力を武器に、観客の心を動かすスターとしての道を着実に歩んでいる彼女。今後の活躍から目が離せません。
まとめ
極美慎さんは、本名「黒川香鈴」、2025年時点で30歳前後の花組男役スター。
空手やバレエで培った強靭さとしなやかさ、家族や同期との絆、そして努力家としての人柄が舞台での輝きにつながっています。
30歳前後という円熟した時期に入り、役者としての厚みも増す極美さん。
今後も宝塚歌劇団の舞台で、観客の心を揺さぶる存在であり続けることでしょう。


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