宝塚歌劇団の元宙組トップスター・真風涼帆さんといえば、5年7ヶ月という長期にわたってトップの座に君臨し、圧倒的な存在感でファンを魅了してきたスターです。
退団後も舞台やコンサートを中心に精力的に活動を続けており、2024年には結婚・出産も報告されました。
順風満帆に見えるキャリアの一方で、2023年以降はいじめ疑惑や宙組をめぐる問題との関連で、ネット上でさまざまな声が上がっているのも事実です。
この記事では、
「真風涼帆さんに何があったのか」
「退団の理由は何だったのか」
「責任はあるのか」
といった点について、報じられている内容をできる限り中立的にまとめてみたいと思います。
なお、以下で紹介する内容の多くは週刊誌報道や匿名の関係者証言に基づくものです。
真風涼帆さん本人が公式に認めた事実や、宝塚歌劇団が正式に認定した内容とは異なる場合もありますので、その点はあらかじめご了承ください。
真風涼帆に何があったのか|いじめ疑惑の発端
最初にこの問題が広く知られるきっかけとなったのは、2023年1月に発売された週刊文春の記事です。
内容をかいつまんでいうと、真風涼帆さんが宙組でコンビを組んでいたトップ娘役の星風まどかさんに対して、
容姿に関する心ない言葉をかけたり、長時間の正座を命じたりするなど、パワハラ的な行為があったというものでした。
さらに、そのやり取りを星風さんが録音して劇団側に訴えたという、いわゆる”音声テープ”の存在も報じられました。
ただし、劇団側はこの報道に対して「事実と異なる記事」として公式に否定しています。
真風涼帆さん本人も公演中のトークコーナーで否定し、
涙を見せながら「まどかは私の言葉をそんなふうに受け取る子ではない」という趣旨の言葉を語ったとファンの間で伝わっています。
また、真風さんと個人的に親交のある元タカラジェンヌは
「私の知る真風さんはとても穏やかで、謙虚で、細やかな配慮ができる人。今回の報道は信じがたい」
と語っており、同期も記事の内容に首をかしげたと言われています。
ファンの反応も大きく分かれました。
「誤報ではないか」と週刊誌側を批判する声がある一方で、
「星風さんの組替えという事実は何かを示しているのでは」と疑問を持つ声もありました。
現在も音声テープが公開されたという情報はなく、真相は明らかになっていません。
いじめ問題の構造|”宙組の体質を作った”という見方について
週刊文春に続いて週刊女性PRIMEも宙組のいじめ体質について報じ、複数の宝塚関係者の証言が掲載されました。
その中で繰り返し語られたのが、「真風涼帆さんが宙組の雰囲気を変えてしまった」という見方です。
具体的には、「直接手を下さず他の団員に指示を出してターゲットに圧力をかける」という手法が取られていたとされています。
宙組内で誰もが萎縮していたとの証言も複数あり、報道の中では「宙組崩壊の元凶」などかなり強い表現も使われました。
ただ、こういった報道に対して冷静な見方をする人も少なくありません。
たとえば「宝塚のいじめ問題は真風さんが始めたわけではなく、以前から続いている構造的な問題だ」という指摘はよく聞かれます。
また「トップスターは舞台上でも日常でも王様扱いされる存在で、ある程度の上下関係は宝塚という組織の構造そのものに起因している」という見方もあります。
さらに、「真風さんが在団していた期間、有愛きいさんは亡くなっていない」という点を挙げて、問題の責任を真風さん個人に集中させることへの疑問を呈する意見もあります。
こうした事情を考えると、「真風涼帆さんが悪い」と一言で片付けることはなかなか難しく、宝塚という組織全体の体質として捉えるべき問題でもあるのかもしれません。
宙組事件の全貌|ヘアアイロン問題と有愛きいさんの死
一連の問題の中で最も深刻だったのが、2023年9月に宙組の25歳の団員・有愛きいさんが亡くなった件です。
有愛さんをめぐっては、2021年の宙組公演の稽古中に上級生からヘアアイロンを顔に押し当てられてやけどを負ったとされる「ヘアアイロン事件」が、2023年2月の文春報道で明るみに出ていました。
このときも劇団側は当初「事実無根」と否定しています。
その後、有愛さんが亡くなり、宙組の全公演が中止になるという事態に。
ご遺族による会見が開かれ、グループLINEでの集団的な圧力や、過重労働の実態なども伝えられました。
真風涼帆さんとこの事件との直接的な関係については、退団後に起きた出来事であるため、直接の関与とは言いにくい部分があります。
しかし「真風さんがトップだった時代に醸成された宙組の雰囲気が、その後も引き継がれた」という見方が一部からされており、
そこに「構造的な責任」があるのではないかという議論が生まれているのも事実です。
真風涼帆の退団理由|さまざまな見方がある
2023年6月、真風涼帆さんは「カジノ・ロワイヤル」の東京公演千秋楽をもって宝塚を退団しました。
サヨナラショーは盛大に行われ、専門誌でも大きく特集が組まれるなど、花道を歩んでの退団でした。
退団理由について劇団側は特別な説明をしていませんし、真風さん本人も詳細は語っていません。
ネット上では、退団のわずか3ヶ月後に有愛さんが亡くなったこともあり、「問題が大きくなる前に退団した」という見方をする人もいます。
一方で、5年7ヶ月という長期政権を区切りよく終えた自然な退団であり、タイミングに深い意味はないと考える人もいます。
また退団後、多くの宝塚OGが所属するような大手芸能事務所には入らず、自前のファンクラブ運営を軸にした独立した活動スタイルを選んだことも話題になりました。
これについても「イメージ問題から事務所が二の足を踏んだのでは」という見方と、「自分らしい活動をしたかったからこそ自立した」という見方があり、どちらが正しいのかはわかりません。
真風涼帆の責任をどう考えるか|批判する声と擁護する声
この問題で最も意見が分かれるのが、真風涼帆さんにどの程度の責任があるのか、という点です。
批判的な見方としては、
「宙組の今の体質を作ったのは真風さんだ」という関係者証言があること、
星風まどかさんが異例の人事異動を経ていること、そして真風さんが退団後も有愛さんの死に関して一切コメントを出していないことなどが挙げられます。
後任の芹香斗亜さんをはじめとする上級生たちが真風さんの”流儀”を引き継いだとされており、「パワハラの連鎖の源流にいた」という見方です。
一方で擁護する声もあります。
真風さんの同期や個人的に知る元タカラジェンヌが「私の知る真風さんはそういう人ではない」と証言していること、
真風さんが在団していた時期には有愛さんへの直接的な集団的圧力は起きていないとされていること、
そして直接の加害者として名前が挙がっているのはあくまで別の人物たちであることなど。
報道内容が誇張されている可能性を指摘する声も少なくありません。
どちらの立場が正しいのかは、現時点では判断が難しいというのが正直なところです。
少なくとも言えるのは、宝塚という組織全体の問題をすべて一人に帰すのは難しく、個人の責任と組織の責任を分けて考える必要があるということではないでしょうか。
真風涼帆の現在|結婚・出産を経て活動を再開
2024年9月27日、真風涼帆さんは俳優の勝矢さんとの結婚を発表しました。
舞台「LUPIN」での共演がきっかけとなった縁とのことで、「魂の感性が共感し結婚に至りました」というコメントが添えられていました。
この結婚発表については、有愛さんの一周忌直前というタイミングもあって、複雑な気持ちを持った方もいたようです。
一方で純粋にお祝いのメッセージを送ったファンも多く、こちらも反応はさまざまでした。
その後、出産を経てからは活動を再開し、舞台やコンサートに出演しています。
2024年には1stコンサート「unknown」を開催し、元星組の先輩・同期をゲストに迎えて好評を得ました。
2025年にはBillboard Liveや台湾でのファンイベントも実施するなど、着実にキャリアを積み重ねています。
2026年2月にはNHK文化センターでのトークショーも予定されており、「結婚・出産を経て変化した価値観や今後の仕事への向き合い方」を語る予定とのことです。
まとめ
今回は、真風涼帆さんをめぐるいじめ問題・退団理由・宙組事件についてまとめてきました。
読んでいただいてわかるように、この問題はひとつの正解があるわけではなく、さまざまな立場からの見方が存在しています。
週刊誌の報道内容をそのまま事実として受け取るのも難しいですし、かといってすべて誤報だとも言い切れない。
ファンの間でも意見が割れ続けているのが現状です。
一つ言えることがあるとすれば、宝塚歌劇団という組織が長年抱えてきた縦社会の構造や、いわゆる”厳しい指導”の文化が今回の一連の問題の背景にあるということです。
それは真風涼帆さん個人の問題というよりも、組織全体が向き合うべき課題だったのかもしれません。
引き続き芸能活動を続けている真風涼帆さんが今後どのような形でこの問題と向き合っていくのか、あるいは向き合わないのか。
それもまた、これから注目されていく点のひとつではないでしょうか。
本記事は週刊誌報道および関係者証言をもとに構成しています。
真風涼帆さん本人が公式に認めた事実、または宝塚歌劇団が正式に認定した内容のみを指しているわけではありません。


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