2024年10月14日、宝塚歌劇団雪組のトップスターに就任した朝美絢さん。
95期生から4人目のトップスター誕生という快挙は、宝塚ファンの間で大きな話題となりました。
圧倒的な美貌と実力を兼ね備えた朝美絢さんですが、実は宝塚音楽学校を首席入学しながら入団時は24番という成績の変化を経験しています。
この記事では、朝美絢さんの身長や生年月日などの基本プロフィールから、
本名、出身、学歴、受験の経緯、バレエの経験、そして首席入学の真実まで、
彼女の魅力を徹底的にご紹介します。
朝美絢の基本プロフィール|身長・生年月日・本名
まずは朝美絢さんの基本的なプロフィールからご紹介しましょう。
芸名: 朝美絢(あさみ じゅん)
本名: 山本朝美(やまもと あさみ)
生年月日: 11月6日(1989年生まれと推定)
出身地: 神奈川県鎌倉市
身長: 169cm
血液型: O型
星座: さそり座
愛称: 「あーさ」「J」
所属: 宝塚歌劇団雪組(トップスター)
期: 95期生
朝美絢さんの身長は169cmで、男役としては十分な高さです。
同期の礼真琴さん(170cm)やひろ香祐さん(172cm)と比べるとやや低めですが、舞台映えする美しいプロポーションを持っています。
本名は山本朝美さんで、芸名の「朝美」は本名から取られています。
興味深いのは「絢」という字の由来で、なんと俳優の小栗旬さんと同じ芸名の名付け親によってつけられたそうです。
朝美絢さんは小栗旬さんに憧れており、「格好いいだけではなく、宝塚的なキメ方をされる」と語り、舞台姿の参考にしているそうです。
生年月日は11月6日で、年齢は公表されていませんが、2025年5月時点で35歳程度と推定されています。
出身は神奈川県鎌倉市で、小さい頃は横浜に住んでいたという情報もあります。
出身校と学歴|清泉女学院での青春時代
朝美絢さんの学歴は、清泉女学院中学高等学校です。
この学校は神奈川県鎌倉市にある私立のカトリック系女子中高一貫校で、高校からの募集を行わない完全中高一貫制を採用しています。
清泉女学院は厳しい名門校として知られており、卒業生には元千葉県知事の堂本暁子さんや、元宝塚星組トップスターなども名を連ねています。
朝美絢さんの他にも、愛陽みちさんなど複数のタカラジェンヌを輩出している学校です。
朝美絢さんは中学・高校時代、ダンス部に所属していました。
しかも単なる部員ではなく、部長を務めていたというから驚きです。
リーダーシップを発揮する素質は、この頃から培われていたのでしょう。
宝塚への憧れを抱きながらも、学業にも部活動にも真摯に取り組んでいた朝美絢さん。
高校2年生で宝塚音楽学校に合格した際には、最後の文化祭には出られなかったものの、充実した学生生活を送っていたようです。
清泉女学院の同窓会「ラファエラ・マリア会」は、卒業生のタカラジェンヌを応援するために「宝塚観劇会&親睦会」を開催することもあり、母校との絆の強さが伺えます。
幼少期のバレエと宝塚受験|2度の挑戦と首席入学
朝美絢さんの宝塚への道は、幼少期から始まっていました。
小さな頃からクラシックバレエを習い、発表会が大好きな少女だったそうです。
このバレエ経験が、後の宝塚での表現力の基礎となりました。
宝塚との運命的な出会いは小学生の時でした。
祖母と母がテレビで録画していた宝塚の公演を見せてくれたのがきっかけです。
初めて生で観劇したのは、TAKARAZUKA1000days劇場での月組公演「螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ」。
子供ながらにスーツ姿の男役の格好良さに感動し、「大学ではなく、宝塚の舞台に立つ自分が想像できた」と語っています。
しかし、宝塚への道は決して平坦ではありませんでした。
【1回目の受験】中学3年生初めての宝塚音楽学校受験は、残念ながら一次試験で不合格となりました。
【受験見送り】高校1年生この年は受験を見送り、しっかりと準備期間を設けました。
【2回目の受験】高校2年生そして迎えた2度目の受験。
朝美絢さんは見事に合格を果たしただけでなく、なんと首席での合格という快挙を成し遂げたのです。
2007年4月、朝美絢さんは宝塚音楽学校に首席入学しました。
首席入学者には特別な責任があり、入学式では答辞を述べるという大役が待っていました。
首席入学者は95期生全体を統率し引っ張る立場として、大きな期待を背負うことになります。
宝塚音楽学校への入学がいかに難関かというと、この年の受験者数は863人、合格者はわずか45人で、競争倍率は19.18倍でした。
その頂点に立ったのが朝美絢さんだったのです。
首席入学から入団24番へ|音楽学校時代の成績変化の真実
朝美絢さんのキャリアで最も興味深いのが、入学時は首席(1番)だったのに、2年後の入団時には24番になっていたという成績の変化です。
この事実は多くのファンの間で話題となりました。
なぜこのような変化が起きたのでしょうか?
いくつかの理由が考えられます。
まず、朝美絢さん自身の性格が関係しています。
本人は「マイペースで場に馴染むのも苦手、何事も時間がかかる性格」だと語っています。
宝塚音楽学校は2年間で声楽、日舞、バレエ、演技など多岐にわたる科目を学び、それらを総合的に評価されます。
入学試験とは異なる評価基準の中で、朝美絢さんは自分のペースで着実に力をつけていったのでしょう。
また、首席入学者としてのリーダーの責任も成績に影響した可能性があります。
期全体をまとめ、後輩の模範となり、仲間をサポートする立場として、自分の練習以外にも多くの時間を使っていたと考えられます。
朝美絢さん自身も「仲間がいてくれたおかげ」と謙虚に語っており、「首席だから付いて来い!」というタイプではなかったようです。
さらに、宝塚音楽学校の厳しい教育環境も見逃せません。
「西の宝塚、東の東大」と言われるほどの難関で、史上最高倍率は48.2倍にも達します。
そんな環境で2年間学ぶ中で、様々な才能が開花し、成績の順位が変動することは珍しくありません。
重要なのは、この成績の変化が朝美絢さんの成長を妨げなかったということです。
むしろ、入団後に着実に実力をつけていき、最終的には雪組トップスターの座を掴んだのです。
この経験は、朝美絢さんに謙虚さと粘り強さを与え、より魅力的な人間性を形成したと言えるでしょう。
95期生という黄金期|何期かが重要な理由
宝塚歌劇団では「何期生か」ということが非常に重要です。
なぜなら、同期は一生の絆で結ばれ、共に成長し、支え合う仲間だからです。
朝美絢さんは95期生として、2009年3月に宝塚歌劇団に入団しました。
95期生は「花の95期」「黄金期」と呼ばれる伝説的な期です。
その理由は、輩出したトップスターの多さにあります。
【95期生のトップスター】
- 礼真琴さん(星組トップスター)- 入団時首席
- 柚香光さん(元花組トップスター)- 2024年5月退団
- 月城かなとさん(月組トップスター)- 2024年7月退団
- 朝美絢さん(雪組トップスター)- 2024年10月就任
なんと同期から4人ものトップスターが誕生したのです。
これは73期以来22期ぶり、過去50年でわずか3期しか達成していない快挙です。
さらに、トップスターだけでなく、人気男役も多数輩出しています。
桜木みなとさん(宙組トップスター)、水美舞斗さん(現月組2番手)、瀬央ゆりあさん(星組男役→専科)など、実力派が揃っています。
この7名は「95期生の神7」とファンから呼ばれているほどです。
娘役に目を向けても、実咲凜音さん(元宙組トップ娘役)、妃海風さん(元星組トップ娘役)、愛希れいかさん(元月組トップ娘役)など、トップ娘役を輩出しています。
2007年の音楽学校受験の倍率は19.18倍で、近年では比較的低倍率でした。
しかし実際は、人気・実力ともに非常に高い「当たり年」だったことが、その後の活躍で証明されたのです。
朝美絢さんにとって、95期生という黄金期の一員であることは大きな誇りであり、同時に同期の活躍が良い刺激となって自身の成長を促したことでしょう。
トップスターへの道のり|努力の人・朝美絢
首席入学から入団24番を経験した朝美絢さんですが、その後の努力で着実にキャリアを積み上げていきました。
【主な経歴】
- 2009年4月:宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台。その後月組に配属
- 2014年9月:「PUCK」で新人公演初主演
- 2015年8月:「A-EN」でバウWS初主演
- 2016年:「舞音-MANON-」で2度目の新人公演主演
- 2017年5月31日:雪組へ組替え
- 2018年:「義経妖狐夢幻桜」でバウ単独初主演
- 2021年:「ほんものの魔法使」で東上初主演
- 2023年:「海辺のストルーエンセ」で2度目の東上主演
- 2024年:「仮面のロマネスク/Gato Bonito!!」で全国ツアー初主演
- 2024年10月14日:雪組トップスター就任
朝美絢さんの真骨頂は、その努力家としての一面です。
2018年の「義経妖狐夢幻桜」では、強い義経を演じるために筋トレを猛烈に頑張ったというエピソードが有名です。
また、元雪組男役スターの彩凪翔さんの舞台での目の使い方を研究し、DVDを見て参考にするなど、常に学び続ける姿勢を持っています。
2019年には転機が訪れました。
フジテレビの「FNS歌謡祭」に雪組の選抜メンバーとして出演し、DA PUMPとコラボで「U.S.A」を披露。
朝美絢さんの圧倒的な美しさが話題となり、「黒髪の人」「宝塚の左後ろの人は誰?」とTwitterでトレンド入りしました。
ジャニーズファンから宝塚ファンになった人が続出し、一般層への知名度も大きく上昇したのです。
新人公演では計4回、珠城りょうさんの役を演じ、「芸事は誰かの方法を真似したらうまくなるというわけではなく、自分のやり方を見つけて上達していくもの」という貴重なアドバイスを受けました。
このように、先輩からの学びを吸収し、自分のスタイルを確立していった朝美絢さん。
そして2024年10月14日、ついに雪組トップスターの座を掴みました。
相手役は夢白あやさんで、「愛の不時着」がトップお披露目公演となりました。
まとめ|首席入学から雪組トップスターへ、努力で掴んだ夢
朝美絢さんのプロフィールを詳しくご紹介してきました。
身長169cm、生年月日は11月6日、本名は山本朝美さん。
神奈川県鎌倉市出身で、清泉女学院という名門校で学歴を積みました。
幼少期からバレエを習い、宝塚への憧れを抱いていた朝美絢さんは、2度の受験を経て首席で宝塚音楽学校に入学しました。
しかし、入学時は首席だったものの、入団時には24番という成績の変化を経験します。
この経験は決してマイナスではなく、謙虚さと粘り強さを身につける貴重な機会となりました。
95期生という黄金期の一員として、同期のトップスターたちと切磋琢磨しながら成長し続けた朝美絢さん。
新人公演2回、バウホール公演3回、東上公演2回の主演を経て、2024年10月、ついに雪組トップスターに就任しました。
「何期か」「どんな学歴か」「受験は何回目で合格したか」「首席だったかどうか」——これらすべてが朝美絢さんという人物を形作る要素です。
しかし最も重要なのは、どんな状況でも諦めず、努力を続けてきたその姿勢でしょう。
今後も朝美絢さんの活躍から目が離せません。
雪組トップスターとして、さらなる高みを目指す彼女を応援していきましょう。


コメント